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AKB48 グループ夏祭り@幕張メッセ

by WebSurfer 2014年8月8日 23:53

8 月 8 日(金)から 10 日(日)の 3 日間、幕張メッセにおいて開催されている「AKB48 グループ夏祭り」の初日のイベントに行ってきました。

会場の幕張メッセ

上の写真は会場の国際展示場 1 - 8 ホール(写真で一番奥の建物)への入場を待つ人たちの長蛇の列です。会場には目当てのイベントが始まる 30 分前(9 時半ごろ)に到着したのですが、場内に入れた時にはイベントはすでに始まってしまってました。平日なので混んではいないだろうと思ったのですが、考えが甘かったようです。(汗)

初日の 8 月 8 日は、6 月 14 日に予定されていた 36th シングル「ラブラドール・レトリバー」全国握手会イベント(例の事件で中止)の振替として開催されたイベントです。

通常の全国握手会とは違って、幕張メッセの国際展示場 1 - 8 ホールを貸し切りで使って、握手会スペースに加え、1 万人収容の A ステージ、5千人収容の B ステージ、1,000人収容の C ステージを設けて様々なステージイベントを行うと共に、縁日エリアや飲食エリアも設けて「AKB48 グループ夏祭り」として開催されました。

基本的に全国握手会なので、参加するには「ラブラドール・レトリバー」初回限定盤に付いてくるイベント参加券が必要です。

全国握手会には若干飽きてもう行かなくてもいいかなと思っていたので、「ラブラドール・レトリバー」は劇場盤しか買ってなかったのですが、どうしても見たいステージイベントが多々あるのを知って、速攻で初回限定盤を 1 枚だけ手に入れてイベントに行ってきました。

イベントの内容は以下のリストの通りです。参加券が 1 枚あれば、A ステージの中の 1 ステージと、B と C ステージの中の全てのステージイベントに参加できます。

自分は以下のリスト中赤文字で示したステージを見てきました。初回限定盤は 2,300 円でしたが、それでこれほど多くのイベントステージが見られるなんて、コストパフォーマンス高すぎです。(笑)

A ステージ(10,000 人収容)

  • 柏木由紀ソロライブ
  • AKB48 カラオケ大会
  • 渡辺麻友ソロライブ
  • 小嶋陽菜、山本彩、指原莉乃、高橋みなみ 4 連続ソロライブ

B ステージ(5,000 人収容)

  • SKE48 じゃんけん大会予備戦
  • AKB48 チーム 8 ライブ
  • AKB48 研究生じゃんけん大会予備戦
  • AKB48 チーム 8 じゃんけん大会予備戦
  • NMB48 じゃんけん大会予備戦
  • あん誰生放送!(メンバーが浴衣で出演:相笠、阿部マ、石田晴、伊豆田、岩佐、大島涼、大森、大家、大和田、片山、加藤玲、小嶋菜、込山、島田、達家、田名部、田野、土保、中田ち、中村麻、名取、橋本耀、福岡、藤田、前田亜、前田美、松井咲、村山、茂木、森川 + 島崎)
  • HKT48 じゃんけん大会予備戦

C ステージ(1,000 人収容)

  • 木崎のコスプレソング(古川、都筑、竹内、蒲田、酒井)
  • 教えて!ぱるぱるさん(島崎、中西智)
  • むちゅ対決(てんとうむ Chu、かぶとむ Chu、いもむ Chu)
  • 歌下手頂上決戦(北原里英、小嶋菜月)
  • 島田としのぶ総支配人の激太り否定! 大食い王対決。
  • 松井玲奈と高柳明音の朗読劇 「星の王子様」
  • SKE48 アップカミング公演(夏)(青木、井田、荻野、鎌田、佐々木、竹内、松村、山田、犬塚、野口)
  • 木下百花プレゼンツ NMB48 百合劇場(木下、藤江、谷川、沖田、村上)
  • NMB48 研究生ライブ(明石、石田、鵜野、大段、城、照井、中野、西澤、松岡、松村、森田、山尾)
  • いちごちゃんずライブ(飯野、市川愛、大川、大和田、込山、佐藤妃、達家、谷口、土保、福岡、向井地、湯本)
  • ゆかるんのハピネスバルーンアート

以下にいくつかの画像とコメントをアップしておきます。

(1) てんとうむ Chu

てんとうむ Chu のメンバー

C ステージで行われた「むちゅ対決」の「てんとうむ Chu」のメンバーです。一番上のお団子の髪型の子から時計回りに、渋谷凪咲さん、田島芽瑠さん、朝長美桜さん、小嶋真子さん、西野未姫さん、岡田奈々さんです。北川綾巴さんは SKE48 のじゃんけん大会予備選の方に行っていたようです。

楽曲での対決を期待していたのですが、写真の服装を見れば分かるようにゲームでの対決でした。「かぶとむ Chu」と「いもむ Chu」はメンバーによる私設ユニットなので、楽曲での対決は難しいということは、ちょっと考えれば分かることですね。(汗)

残念ながら、自分が応援していた「てんとうむ Chu」は体力勝負(?)では勝てないようで、「いもむ Chu」に負けてしまいました。

(2) チーム 8

武道館への切符を手にした行天優莉奈

先日 AKB48 劇場で「PARTY が始まるよ」公演 を見せてもらって以来、チーム 8 がかなり気になっています。

今日は B ステージでのライブとじゃんけん大会予備選に出場でした。上の写真はじゃんけん大会予備選に勝って武道館への切符を手にした行天優莉奈さんです。最近、推しメンの一人に加えて密かに(?)応援してます。なので、彼女が勝って嬉しかったです。

ライブのセットリストは以下の通りでした。

  • M1: 恋する充電プリウス(全員)
  • M2: 会いたかった(北海道・東北・関東エリアメンバー)
  • M3: ラブラドールレトリバー(同上)
  • M4: PARTYが始まるよ(中部・関西エリアメンバー)
  • M5: AKB48(同上)
  • M6: 言い訳 Mybe(中国・四国・九州・沖縄エリアメンバー)
  • M7: ポニーテールとシュシュ(同上)
  • M8: 47 の素敵な街へ(坂口、横山、佐藤七、谷川、岡部、本田、長、横道、濱、山田、人見、中野、下尾、行天、倉野尾、宮里)
  • M9: 心のプラカード(全員)

「47 の素敵な街へ」は選抜メンバーによるもので、その中に行天さんが含まれていたのも嬉しかったです。東京ドーム公演で、チーム 8 の選抜メンバーに出演の機会が与えれられるそうですが、その中に行天さんが含まれることを期待しています。

(3) いちごちゃんず

いちごちゃんず

「いちごちゃんず」というのは AKB48 15 期生が 15(いちご)をもじって自分たちにつけた名前です。15 期生は最初に 8 人デビューしたのですが、4 人が仮研究生から昇格して加わり、現在 12 人になっています。

メンバーは、写真の下段左から、佐藤妃星、土保瑞希、大和田南耶、向井地美音、市川愛美、飯野雅。上段左から、福岡聖菜、谷口めぐ、大川莉央、湯本亜美、込山榛香、達家真姫宝です。

15 期生はチーム 4 のパジャマドライブ公演のアンダーで出演しており、自分も何度か劇場で会っています。やっぱり一度でも劇場で会うと応援したくなるということで、ずっと応援しています。

今日は、初めて 15 期生のみでライブを行うことができて、メンバーも嬉しかったようです。セットリストは以下の通りでした。

  • M1: 初日(全員)
  • M2: となりのバナナ(達家、大川)
  • M3: ツンデレ(市川、大和田、湯本)
  • M4: 純愛のクレッシェンド(土保、福岡、谷口)
  • M5: アイドルなんて呼ばないで(向井地、佐藤、込山、飯野)
  • M6: 君の瞳はプラネタリウム(全員)

運よく最前列が確保できましたので、AKB48 劇場なみの距離から「いちごちゃんず」のパフォーマンスが見られて満足でした。

4 月に仮研究生から昇格した飯野さんと谷口さんを初めて見ました。二人ともカワイイし、スタイルもいいし、普通以上に踊れてたし、何で二人の昇格が遅れたのか謎は深まるばかりです。(笑)

(4) 小嶋陽菜

小嶋陽菜

小嶋陽菜さんは昔からの自分の一推しのメンバーです。今日は A ステージでのソロライブに出演でした。その写真が無いので、代わりに縁日エリアでの写真を貼っておきます。

ソロライブでは、生バンド&生歌で、以下の曲を披露してくれました。小嶋さんのソロを生バンド&生歌で聞くのは初めてでしたが、期待を大きく上回るパフォーマンスでした。

特に、ハート型ウイルスが最高の盛り上がりでした。これを聞けただけでも、今日のイベントに行った価値は十分ありました。2,300 円で買った CD/DVD のオマケでついてきた参加券で聞けるなんて、普通あり得ないことだと思います。

  • M1: ダイアモンド 
  • M2: 世界中の誰よりきっと 
  • M3: 君しか
  • M4: ハート型ウイルス

あ、そうそう、今日は握手はできませんでした。参加券が 1 枚しかなく、それを A ステージのソロライブに使ってしまいましたので。でも、今日のようなイベントをやってもらえるなら、握手はなくてもいいです。(笑)

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AKB48

「PARTY が始まるよ」公演

by WebSurfer 2014年8月5日 23:36

8 月 5 日(火)の「PARTY が始まるよ」公演に行ってきました。Team 8 の AKB48 劇場デビューという記念すべき公演になります。

下の写真は本日の出演メンバー 16 名で、中国・四国、九州・沖縄グループのメンバーが中心となっています。

AKB48 劇場デビューの Team 8

後列左から、吉野未優(大分県)、佐藤栞(新潟県)、下尾みう(山口県)、行天優莉奈(香川県)、中野郁海(鳥取県)、吉川七瀬(千葉県)、岩﨑萌花(長崎県)、舞木香純(福島県)。

前列左から、阿部芽唯(島根県)、濵松里緒菜(徳島県)、倉野尾成美(熊本県)、下青木香鈴(鹿児島県)、高岡薫(愛媛県)、谷優里(広島県)、宮里莉羅(沖縄県)、福地礼奈(佐賀県)です。

もちろん自分は劇場で会うのは初めてです。でも、実は、関東グループの 2 人を除いては 5 月 6 日のパシフィコ横浜での個別 ですでに会って挨拶して握手してたりします。(笑)

以下に今日の公演で自分が注目していたメンバー 3 人の写真をアップして、独断と偏見に基づく勝手なコメントを書いておきます。画像をクリックすると拡大画像が表示されます。

行天 優莉奈 行天 優莉奈(ぎょうてん ゆりな)
香川県代表で 1999/3/14 生まれの 15 歳です。
行天さんは先の個別握手会で会って覚えました。握手会ではルックスしか分かりませんが、その点では、実は、自分的にストライクだったりします。(笑)
なので、多少(?)のひいき目はありますが、劇場で会った行天さんはやっぱりかわいかったです。今日のメンバーの中では身長も大きく、スタイルの良さも目を引きました。
今後、推しメンの一人に加えて応援していこうと密かに思ってたりしてます。
中野 郁海 中野 郁海(なかの いくみ)
鳥取県代表で 2000/8/20 生まれの 13 歳です。
すみません、実は劇場に行くまではほぼノーマークでした。m(_._)m
でも、今日の劇場公演でセンターを務めた中野さんのパフォーマンスにはビックリ。AKBINGO! などの TV 番組ではあまり印象に残ってないのですが、劇場公演ではまるで別人みたいに光っていて、与えるインパクトが強烈でした。
今日は中野さんが一人で全部・・・とまでは言わないまでも半分ぐらいは持って行ったって感じです。
素人の自分にそう感じさせるんだから、彼女はホントにすごいのではないでしょうか。持って生まれたオーラがあるって感じです。今後の活躍に期待してます。
倉野尾 成美 倉野尾 成美(くらのお なるみ)
熊本県代表で 2000/11/8 生まれの 13 歳です。
劇場に行く前にいろいろ調べているとき、巷の噂で倉野尾さんがカワイイと評判だったのでマークしていたのですが、実際に劇場で会ってみるとホントにカワイイ。(笑)
左の写真の通りです(クリックすると拡大画像が表示されます)。DMM のカメラマンがこの表情を抜いたのもうなづけます。
中野さん、行天さんと共に、今日の公演ではトップ 3 に入っていたような感じで、運営からも推されてるようです。自分も注目していこうと思っています。

他の人を書かなかったのはスミマセン。みんな選ばれたアイドルでほとんど差はないはずですよね。でも、ほんの少しどこか違うところで、自分のような見る目のない素人でも目に付くところが違ってくるようです。まぁ、独断と偏見でたわごとを書いているだけだと思って聞き流してください。(汗)

劇場デビューを祝う花輪

話をちょっと戻して、劇場の様子ですが、今日は Team 8 の AKB48 劇場デビューということで、生誕祭の時のようにファンの有志が花輪を贈っています。記念ということで、とりあえず写真を貼っておきます。ほかに、Team 8 のスポンサーであるトヨタ自動車から送られた花輪も飾ってありました(そちらは割愛)。

今日は何故か来ている人は濃そうなヲタって感じの人が多かったように思います。そういう人を選んで当選させたという噂もあるようですが・・・ウソですよね。とにかく、自分のようなライトファンはちょっと肩身が狭かったです。(笑)

定員割れするかもしれないなどと言う噂もありましたが、全くそんなことはなかったです。結局キャンセル待ちで入場できたのは 59 番までだったそうです。Team 8 の公演だからと行ってナメてはいませんね。

今回、自分はキャンセル待ちでの当選でしたが、キャンセル待ちとは言え当たったことはラッキーだったのかもしれません。整理番号が 32 番と若かったのでチケットは買えましたし。

チケットを買った後の入場順の抽選ですが、セキュリティゲートなどを置いた分ロビーが狭くなっているものの、従前どおりビンゴマシンによって抽選が行われます。自分の番号が呼ばれると、プラスチックのカゴに時計などの金属物を入れて係員に渡し、セキュリティゲートをくぐった後、カゴを受け取って入場します。

今回、自分の抽選結果は 12 順でした。上手の立見エリア最前列の右から 2 人目の場所を確保できましたが、注目していた行天さんのポジが右側の柱の陰になってしまうことが多かったのがちょっと残念でした。

セットリストとユニット曲の担当は以下の通りでした。M01 から E03 までは従来どおりの曲目です。自分的には E04 のスペシャルメドレーを聞けて何か得した感じがしてます。

  • 影アナ:中野郁海
  • M01: PARTYが始まるよ
  • M02: Dear my teacher
  • M03: 毒リンゴを食べさせて
  • M04: スカート、ひらり(中野、倉野尾、高岡、谷、舞木)
  • M05: クラスメイト(下尾、宮里、行天、阿部、吉野)
  • M06: あなたとクリスマスイブ(下青木、濵松)
  • M07: キスはだめよ(福地、佐藤、岩﨑)
  • M08: 星の温度(中野、倉野尾、吉川、舞木)
  • M09: 桜の花びらたち
  • M10: 青空のそばにいて
  • E01: AKB48
  • E02: スカート、ひらり
  • E03: 桜の花びらたち
  • E04: スペシャルメドレー(言い訳 Maybe、ポニーテールとシュシュ、ラブラドール・レトリバー、恋する充電プリウス)
  • E05: 心のプラカード

Team 8 のパフォーマンスですが、素人の自分がパフォーマンスなど語るのはおこがましいのを承知で言うと、進んでいるコと普通のコの差が大きいって感じでした。努力はみんなしているのでしょうから、持って生まれた才能とかアイドルオーラなどが関係あるのかもしれませんね。

でも、全体的には短期間でよく仕上げてきたと思います。自分の予想・期待を上回る公演を見せてくれました。特に若いメンバーが持つキラキラ感いっぱいのパフォーマンスには元気をもらえます。

劇場に行くと「やっぱり自分が求めるものは大箱・中箱のコンサートや握手会にはなくて、劇場にしかなさそう」といつも思うのですが、今回も劇場公演のすばらしさを思い出させてくれました。

というわけで、自分としては今回出演してくれた Team 8 メンバーのパフォーマンスには十分満足できました。出演したメンバーのみなさん有難う!

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AKB48

Crucial SSD のインストール

by WebSurfer 2014年7月9日 22:38

先日 秋葉原に行って買ってきた Crucial の MX100 シリーズ 512GB SSD を、OS が Vista のデスクトップ PC の 500GB HDD と置き換えましたので、その顛末を書いておきます。

Crucial 512GB SSD

デスクトップ PC は HP の記事 に書きましたように 2007 年 12 月に作った古いものです。その後、マザーボード、グラフィックスカード、電源などを交換しましたが、基本的な性能は変わっていません。

そのような古い PC に最新の SSD を使っても性能を生かしきれないんですよね。特にマザーボード(Intel P45 + ICH10R チップセット搭載)に SATA3 (6 Gbit/s) ポートがなく、SATA2 (3 Gbit/s) ポートしかないことが性能上のボトルネックになります。

例えば、今回購入した SSD のシーケンシャルリードは 550MB/s、シーケンシャルライトは 500MB/s とのことですが、これは SATA3 ポートに接続した時のものです。SATA2 ポートではスピードが半分ぐらいに落ちてしまうそうです。

SSD の性能とバランスを取ろうとすると、マザーボード交換だけでは済まず、CPU、メモリ、OS 等も新しいものにしないとダメなんです。でも、それは経済的に許されません。なので、いろいろ悩んだ結果、SSD だけ交換することにしました。(笑) C ドライブの 500GB HDD は 7 年近く使ってきて、いつ壊れても不思議はないということもありますし・・・

さて、予備知識もなくいきなり始めるとトラブルことは間違いなさそうなので、必要な部品やツール類などを一通り調べてみました。

まず部品ですが、デスクトップ PC の 3.5 インチベイに取り付けるのに変換マウンタとネジが必要です。これは以前買った Intel SSD の付属品が流用できました。上の画像の左下に写っているのがそれです。

次がソフトです。既存の HDD のクローンを SSD に作るためのソフトと、デフラグの停止、Trim コマンドの実行、SuperFetch / Prefetch の無効化、ReadyBoost の無効化などを行うツールが必要です。

クローン作成ツールは、付属していたガイド(上の画像の右下の紙)に書いてあった手順で、Acronis True Image HD 2014 というツールをダウンロードして使えるようにできました。下のツールの画像で、[ツールとユーティリティ]タブの中の[ディスククローンの作成]というメニューを使用します。マル数字の 1 と 2 がそれです。(マル数字 3 のメニューは、下に書きましたが、Trim コマンドを実行するのに使います)

Acronis True Image HD 2014

その次は、デフラグの停止、Trim コマンドの実行、SuperFetch/Prefetch の無効化、ReadyBoost の無効化のためのツールをどのように入手するかです。

Intel 製の SSD の場合「インテル SSD ツールボックス」を利用して全て設定できました(詳しくは先の記事 Intel 330 Series SSD を参照)。しかし、残念ながら、Cricial からはそのようなツールは提供されていません。

Trim コマンドの実行以外はツールがなくても手動で設定できますので問題ありません。しかし、デスクトップ PC の OS は Vista ですので Trim をどのように行うかが問題です。(Windows 7 以降ですと、Trim コマンドの自動実行による最適化機能が OS 自体に備わっているそうです)

これは困った・・・と思っていろいろ調べてみたところ、SSD の性能低下と Trim の効き具合を大検証! という記事を見つけました。

この記事によると、Trim の効き具合はコントローラーによって大きく異なり、例えば、Intel 製は性能低下が大きい反面 Trim による改善効果も大きい、Marvell 製(今回購入した Crucial SSD に使われている)は Trim なしでも性能低下はほとんどないそうです。

というわけで、その記事を信用して Trim のことは忘れることにしました。(笑)

ところが、後になって、Acronis True Image HD 2014 の[ツールとユーティリティ]タブの中に[SSD のトリミング]というメニューがあるのを見つけました。上のツールの画像のマル数字 3 がそれです。SSD が標準の Trim コマンドに対応したファームウェアを持っていればこれが使えるそうです。ただし、Intel のツールと違って PC の再起動が必要になるのがちょっと面倒ですが。

以上の通りいろいろ予備知識を得たので、いよいよ HDD ⇒ SSD 交換作業を始めました。詳しい手順は以下の通りです。

(1) SSD を PC に接続

最初の作業は、既存 HDD のクローンを SSD に作成することです。そのためには SSD を デスクトップ PC に接続し、OS が SSD を認識できるようにしなければなりません。

PC をシャットダウンして電源を落とし、以下の画像のように電源ケーブルと SATA ケーブルを SSD に接続し、PC の電源を入れて起動してやります。

デスクトップ PC への接続

ブートの途中で BIOS から SSD が認識されていることを確認し Windows を起動します。起動時に SSD 用のデバイスドライバが自動的にダウンロードされてインストールされます。それでデバイスマネージャーから認識されるようになります。

デバイスマネージャーからの認識

しかし、エクスプローラからは認識されません。はやり初期化が必要なようです。(汗)

でも、初期化は Acronis True Image HD 2014 を利用してクローンを作る時に同時にできますので、ここで行う必要はないです。デバイスマネージャーから認識されていることだけ確認できれば OK です。

(2) データの移行

データの移行は、Acronis のサイトからダウンロードして PC にインストールした Acronis True Image HD 2014 というツールを使って行います。

Acronis True Image HD 2014 を起動し、[ツールとユーティリティ]タブの中の[ディスククローンの作成]というメニューをクリックすると(上から 2 番目のツールの画像で、マル数字の 1 と 2 がそれです)、[ディスクのクローン作成ウィザード]が立ち上がります。

表示される手順に従って、クローンモードの選択(自動でよいと思います)⇒ ソースディスクの選択 ⇒ ターゲットディスクの選択と進めていけば、SSD の初期化を含めて、問題なくクローン SSD が作成できるはずです。

クローンモードの選択

クローンモードの選択

ソースディスクの選択

ソースディスクの選択

ターゲットディスクの選択

ターゲットディスクの選択

注意するところがあるとすれば、このウィザードだけではクローンは作れないことです。再起動を促すダイアログが出るので、それに従って再起動すると、BIOS レベル(?)で Acronis Loader というのが割り込んでセーフモードで Windows が立ち上がり、そこでクローン作成ツールによってクローンが作成されます。

クローン作成完了後 PC はシャットダウンされます。

(3) 既存の HDD を SSD に交換

クローン SDD が作成できたら、それをデスクトップ PC の 3.5 インチベイに実装し、電源ケーブルと SATA ケーブルを SSD に接続してやります。

交換後、最初の起動で SSD 用のデバイスドライバが自動的にインストールされ、その後、再起動が必要になります。

再起動すると、デスクトップ PC は SSD から立ち上がり、以前 HDD を使っていたときと同様に使用可能になるはずです。

(4) デフラグの停止

手動でデフラグを無効化するには、Vista では[スタート]⇒[アクセサリ]⇒[システム ツール]⇒[ディスク デフラグ ツール]で表示されるダイアログで、[スケジュールどおりに実行する]のチェックを外します。

ディスクデフラグ ツール

特定のドライブのみ停止したい場合は[ボリュームの選択(S)...]ボタンをクリックすると表示される[デフラグツール:詳細オプション]ダイアログで停止するドライブのチェックを外します。

なお、Windows 7 以降の OS では、SSD を検出したらそのデバイスに対しデフォルトで自動デフラグを無効にするので、この操作は不要とのことです。

(5) SuperFetch/Prefetch の無効化

SuperFetch/Prefetch はディスクキャッシュ+メインメモリ管理機能で、未使用のメインメモリを利用してディスクキャッシュを行ってパフォーマンスの向上に役立てています。

ディスクの内容をメインメモリにキャッシュするだけなら無効化する必要はなさそうですが、デフラグツールと連動してハードディスクのアクセスの速い場所に fetch したプログラムを配置するという機能があるそうで、それが SSD にとっては問題のようです。

反面、これを無効にするとアプリケーションの立ち上がりが遅くなるので(当然、メインメモリに適切にキャッシュされれば早くなるはず)、SSD を使用しても無効にすべきではないという説も巷にはあるようです。

ちなみに、インテル SSD ツールボックスの[System Tuner]を使うと機能が無効化されます。

手動で機能を無効にするにはレジストリを編集します。

レジストリを編集

手順は以下の通りです。

  1. レジストリエディターを起動。
  2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management\PrefetchParameters を開く(上の画像を参照)。
  3. EnablePrefetcher と EnableSuperfetch の項目の値を 0 に変更する。デフォルトで 3 のはずです。ちなみに値の意味は以下の通りだそうです。

    0:キャッシュを無効にする。
    1:キャッシュがユーザの実行したアプリケーションにのみ適用。
    2:キャッシュが起動ファイル(システム・ファイル、サービス等)にのみ適用。
    3:全てをキャッシュする。
  4. レジストリエディターを終了する。

レジストリの編集が終わったら、Superfetch サービスは不必要になるので以下の手順で停止させます。

[設定(S)」⇒[コントロールパネル(C)]⇒[管理ツール]⇒[サービス]と進んでサービス一覧を表示します。

Superfetch サービスの停止(その1)

サービスの一覧の中から Superfetch を探してそれを右クリック ⇒ 出てくるコンテキストメニューの[プロパティ(R)]をクリック ⇒ [Superfetch のプロパティ]ダイアログの[スタートアップの種類(E):]を[無効]に設定 ⇒[OK]ボタンをクリックします。

Superfetch サービスの停止(その2)

以上の設定が終わったら PC を再起動します。可能ならば、下の ReadyBoost の無効化の後で一緒にやった方が一度にできていいかもしれません。

(6) ReadyBoost の無効化

USB メモリなどの外部メモリをディスクキャッシュとして利用することでパフォーマンスを向上させる機能です。キャッシングの効率化に関して、SuperFetchサービスの助けを借ります。

また、Superfetch はプロセスのページプール(コード、データなど)のキャッシングを制御するのに対して、ReadyBoost は HDD ストレージへの読み書き全般をキャッシングすると言う点も異なるそうです。

これも SSD に対してデフラグと同様な悪影響があるらしいです。メインメモリをキャッシュに使う SuperFetch/Prefetch に対して外部メモリをキャッシュに使っても、ディスクに SSD を使う場合はメリットがないと思われるので、これは無効にしても性能上は何も問題はなさそうです。

ちなみに、インテル SSD ツールボックスの[System Tuner]を使うとこのサービスは停止されます。

手動で停止するには、[設定(S)」⇒[コントロールパネル(C)]⇒[管理ツール]⇒[サービス]と進んでサービス一覧を表示します。

ReadyBoost サービスの停止(その1)

サービスの一覧の中から ReadyBoost 探してそれを右クリック ⇒ 出てくるコンテキストメニューの[プロパティ(R)]をクリック ⇒ [ReadyBoost のプロパティ]ダイアログの[スタートアップの種類(E):]を[無効]に設定 ⇒[OK]ボタンをクリックします。

ReadyBoost サービスの停止(その2)

PC を再起動すると無効になります。無効になっているか確認するには、USB メモリを挿入して、エクスプローラから当該ドライブのプロパティを開いた時、ReadyBoost の設定タブが無くなっていることで分かります。

(7) 結果

交換した結果ですが、アプリの起動はかなり速くなった感じがします。計ったわけではありませんが間違いなく早くなっていると思います。

SATA3 インターフェースに対応する最新のチップセットが乗ったマザーボード、最新の CPU、メモリと組み合わせれば、恐ろしいほど早くなったと感じるかもしれません。

ますます最新パーツで新しい PC を組みたくなってきました。経済的な問題を何とかしなければ・・・(笑)

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PC

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