by WebSurfer
30. June 2021 11:31
今常用しているデスクトップ PC は Windows 11 の要件チェックに通らなかったのですが、BIOS の設定で Firmware TPM を有効にすることで通りました。

約一年前に買ったばかりの 9700K + Z390-F の PC なので(先の記事「デスクトップ PC を買いました」参照)、ハードウエア要件/仕様の最小要件は軽く満たしているだろうと思ったのですが、Microsoft のツールをダウンロードしてチェックしてみると通りません。(汗)
ツールは何がダメなのか教えてくれない不親切仕様です。やむを得ずググって調べてみると要件の中の「トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0」を満足してないようです。MMC で「ローカル コンピューター上の TPM 管理」を開こうとすると「互換性のある TPM が見つかりません。」と出ます。
知らなかったのですが、別売の TPM モジュールというのがあるそうで、マザーボードにはそれを追加して使えるように端子が用意されていました。
それを買わなければならないのかと思ってましたが、さらにググって調べてみると Firmware TPM というものがあって、BIOS の設定でそれを有効にできるそうです。(ちなみに、別売 TPM モジュールは Discrete TPM と言うらしいです)
早速 BIOS の設定で Firmware TPM を有効にしてみると「ローカル コンピューター上の TPM 管理」画面は以下のようになり、TPM 2.0 が有効になったようです。それだけで Windows 11 の要件チェックには通りました。

BIOS 設定の詳しい方法は TSUKUMO のサポート情報「マザーボードのTPM 2.0(Firmware TPM)を有効にする方法(Intel CPU用ASUS製マザーボード)」を見てください。
4 年半前に買った Mouse 製ノート PC の TPM も調べてみましたが有効になってました。メーカーの方で出荷前に Firmware TPM を有効にしてくれていたようです。