2007/11/27 記
昔乗っていた GSX-R750 の話
1990 年から 1996 年まで乗っていた '90 GSX-R750 L 型の国内仕様車です。
←写真がちょっと変なのは、カタログをデジカメで写したからです。
このバイクに乗っていた当時はデジカメなどはなく
(世の中にはあったかもしれませんが自分は持ってませんでした)、
このバイクの電子形式の写真は持ってないんです。
スキャナを買おうかどうしようかと思い悩んでいる今日この頃です。(^_^;)
主な仕様は、排気量:749cc、油冷 DOHC 並列 4 気筒 4 バルブ、最高出力:77ps、最大トルク:6.8kg-m、
乾燥重量:198kg、6 速ミッション、タイヤサイズ:120/70R17(前)
170/60R17(後)といったところです。
国内仕様なので 77ps というのがいまいちで、そのため最高速度もそれなりでしたが、
高速道路以外では特に不満を感じることはなかったです。とは言うものの、本当のところは輸出仕様の
120ps(だったかな?)が欲しかったんですけどね。でも、当時はまだ逆輸入車が一般的ではなく、
手に入らなかったので諦めました。
このバイクを選んだのは、どうしてもフルカウルのレプリカモデルが欲しかったこと、
限定なしの免許を持っていたので 750cc にしたかったという理由です。でも、それが失敗でした。
自分の腕では全く曲がらず、まっすぐ走らせるのが精一杯という状況で、
買う前に頭に描いていたレプリカで峠を軽快に走るなんて事は
10 年早いことを思い知らされたしだいです。
もちろんこれが初めてのバイクではなく、この前に 90cc → 350cc
と乗り継いでこのバイクを買ったのですが・・・
今考えると、まともに乗れなかった一番の原因は、以前に経験したことのないキツイ前傾姿勢のため、
ハンドルで体を支えていたためだったと思っています。
峠を走っても全く自分の思うとおりにならないので、
乗っていても面白くなく、そのうちほとんど乗らなくなってしまいましたが、
それでも手放す気にはなれず、一応乗れる状況を保って維持していました。
手放さなかったのが正解だったのか(実は、間違いの始まりだったのかもしれませんが)、
95 年のある日、タイヤを新品に換えたら、今までの操りにくさがウソのように改善されて、
ライディングに開眼とまではいかないものの、それなりに走れそうな予感がしてきました。
そうなると走ることに興味がわいてきて、当然(?)峠にも通うようになり、
今の自分のバイクライフが始まったと言う感じです。
というわけで、本格的にこのバイクに乗ったのは 95 年からの約 1 年間のみでしたが、
ツーリングや峠などに結構楽しませてもらい、それなりに濃い内容だったと思っています。
でも、6 年も乗っていると、そのうちに次々に新しいバイクが出てきて、そちらに目を奪われてしまます。
このバイクに特に不満があったわけではないんですけどね。
周りの人が新型バイクを買うのを見て、どうしても自分も新型バイクが欲しくなって、結局、
96 年に発売された 3 型のCBR900RR を買うことに決め、このバイクを手放してしまいました。
最後に、自分がこのバイクの主な特徴と思う、(1) スズキ伝統の油冷式エンジンと大型ラジアルオイルクーラー、
(2) 市販 750cc クラス初のフルアジャスタブル倒立式フロントフォーク、
(3) バイク用としては最初(?)のラジアルタイヤ、
ミシュラン製 A/M59X 超扁平(当時としては)ラジアルタイヤの写真を載せておきます。
上記以外にも、ステンレス製 4 into 1 マフラー、ステアリングダンパー、
別体タンク式フルアジャスタブルリヤショック、スリット式フロントブレーキディスク、
イエロービーム・デュアルヘッドライトなどなど数々の装備が付いて、
税込み定価 839,000 円は結構リーゾナブルな値段だったと思っています。
確か、400cc のレプリカモデルと 10 万円ぐらいしか違わなかったはず。
それもこのバイクを買った理由の一つです。