2007/11/27 記
前に乗っていた CBR900RR の話
1996 年から 2001 年まで乗っていた 96 年型 CBR900RR です。
主な仕様は、排気量:893cc、水冷 DOHC 並列 4 気筒 4 バルブ、最高出力:128ps、乾燥重量:184kg、
6 速ミッション、タイヤサイズ:130/70R16(前) 180/55R17(後)といったところです。
自分としては初めての水冷エンジンでした。
新しいバイクは買えないと思っていたのですが、カミさん懐柔作戦などいろいろと画策した結果、
GSX-R750 の車検が切れるのを契機に乗り換えることができました。
と言っても、すんなりバイクを買い替えるなどと言う事が許されるはずはなく、
当時持っていたクルマ S13(シルビア)を手放すという条件付ではありましたが。(^_^;)
'96 GSX-R750(ダブルクレードル→ツインスパー、大幅な軽量化、
パワーアップが図られた例のモデル)の逆輸入車が本命だったのですが、
結局どこに聞いても逆輸入車の在庫はなく、入って来るのがいつになるかはっきりした日にちは分からないとのこと。
それでは車検が切れてしまうので、お話しになりません。
CBR900RR は GSX-R と比べて価格がちょっと高かったのですが、在庫があって即納可能だったし、
あまり迷っていると売り切れてしまって車検切れまでに間に合わなくなりそうな雰囲気だったので、
CBR900RR に決めて速攻で契約してしまいました。
この型は、前の型に比べて、トンガリ度が少し丸められたと言うのが大方のバイク雑誌のインプレでした。
そのせいかどうか分かりませんが、前に乗っていた '90 GSX-R750 と較べても実に乗り易く、
CBR900RR にして正解だったと思ったのをおぼえています。
このバイクには、いろいろ楽しませてもらい、今でも思い入れの深いバイクです。
今のホームコースの椿ラインに通い始めてそこを走る人たちと知り合いになれたこと、
始めてサーキットに行ってサーキット走行にはまってしまったことなどを思い出します。
右の写真は、初めて走ったサーキット、スポーツランド山梨での写真です。サーキットといっても、
クローズド峠といった感じですが、それでもサーキットはサーキット、
走る前からアドレナリンが分泌されるのを感じられるほどでした。ホント (^_^;)
山梨は自宅からは遠いので、その後、富士スピードウェイのライセンスを取り、
そこでスポーツ走行をするようになりました。今の状況は分かりませんが、当時は予約等は不要で、
峠と同じように気が向いたら行けば走れたんです。レースの練習に来た人にとっては、
亀走りの動くシケインみたいなのが走りにきて、かなり邪魔をしてご迷惑をおかけしたと思いますが。m(^_^;)m
峠やスポーツランド山梨と違って、どこを走ったらよいのか分からないほど広いコース、
1.6 km のストレート、高速コーナーに最初のうちは戸惑っていましたが、慣れるに従って、
リッターバイクのアクセルを全開にする快感みたいなものが感じられるようになります。
そうなってくるともう止められないんですよね。
でも、結局長くは続かなかったです。忘れもしない 2001 年の 5 月、ヘアピンの進入でブレーキングに失敗し、
前輪からスリップダウン。自分は怪我をして入院、バイクはお亡くなりになってしまいました。
←右の写真で、丸印をつけたところがその場所です。
それからは周りがいろいろとウルサイので、ほとぼりが冷めるまではバイクから離れざるを得ず、
あることで思わぬお金が入ってきたのを良いことに、クルマ(NB8C ロードスター)を買って乗ってました。
今考えると、もうしばらく我慢して、そのお金をバイクに回した方が正解だったようです。
しばらくはクルマで峠を走って満足していたのですが、
やはりクルマはバイクに比べて操っているという感覚が希薄で(自分の腕のせいもあるのでしょうが)、
満足度が低いのです。お金もバイク以上にかかりますし。
というわけで、ほとぼりが冷めた頃、6 型 CBR を買って、再びバイクに乗り始めたしだいです。
車に乗っていた 2 年間はムダだったとは思いませんが、
あの時富士スピードウェイで事故らなければ・・・と今でも思ったりもします。
起こってしまったことは仕方がないんですけどね。