2007/11/27 記
革ツナギの話
左の写真は、2004 年 12 月に買ったヒョードー製の革ツナギです。
現在、峠の朝練(?)などでの必須アイテムとして着用しています。
かなり派手な色なので、買うときもう少しおとなしい色にしようかとも思ったのですが、
この色が一番バイク (CBR954RR) の色とマッチしていると思いましたし、
カミさんも派手な方が目立つので事故防止に良いと言うので、この色にしました。
でも、自宅を出入りする時に近所の人の目が気になります。(^_^;)
昔は、派手な革ツナギを着て峠などにたむろしているライダーは、
自分とは違う世界に済んでいる人たちような気がして、あまりお近づきになりたいとは思わなかったのですが、
いつの間にか自分もこのような派手なツナギを着て、
峠などにたむろしている人たちと同じ人種になってしまったようです。
写真のツナギは自分としては二代目になります。初めてツナギを買ったのは忘れもしない 1996 年の 12 月。
ボーナスが出たので、今度こそ革ツナギを買おうと思って、近くのバイク用品店に行って試着して大変な目に遭いました。
ちょっときつめかなと思いつつ無理して着たのですが、なんと脱げなくなってしまったんです。
店の人を呼んで助けてもらおうかとも思ったのですが、さすがにそれは恥ずかしいし、
狭い試着室の中でどうしたものかと悩みました。悪戦苦闘の末、
何とか店の人のお世話にならずに脱げたんですが、
無理に曲げたりした腕や肩などが痛かったのが今でも思い出されます。(^_^;)
これはきっとサイズが小さかったせいだと思って、懲りずに大きめのサイズのも試してみたんですが、
脱ぎにくさにはそれほど差はなかったです。自分が短足胴長でサイズに余裕の無いせいかもしれませんが、
それにしても革ツナギがあんなに脱ぎにくいものだとは知りませんでした。
以前、誰かから、革ツナギを着ている時にトイレに行きたくなって大変だったという話を聞いたことがありましたが、
なるほどこれは大変だと言うことが実感できたしだいです。(^_^;)
という訳で、店に行く前は革ツナギを買って帰るつもりでいたんですが、
着脱の大変さと、ツナギを着て鏡に映った己の姿の仰々しさを見て考えが変わり、
もう少し考えてみようとその日は何も買わずに店を後にしました。
いっそ革ツナギはやめて革パンにしようかと思って一週間ほど悩んだのですが、
当時興味があったサーキット走行には革ツナギが必須ということもあって、
結局一週間後にまた同じ店に行って革ツナギを買いました。
今ではあの時革ツナギを選んで正解だったと思っています。予算不足で高いものは買えなかったので、
吊るしの安いやつにせざるを得ず、フィット感はいまいちと言った所でしたが、
それでも峠を走ってみると安心感がまるで違います。コケたりすると、有り難味が実感できます( あまり実感したくはないのですが)。今では、サーキット走行をしなくても、
峠だけでも革ツナギは必須アイテムだと思うようになりました。
その時買った革ツナギは、富士スピードウェイでダメージを負い、
さらにファスナーが壊れて着れなくなってしまいました。6 万円で買ったツナギのファスナーを、
修理代 2 万円を払って直すのも何なので、新しいツナギを買うことにしました。写真のツナギがそれです。
ヒョードー製品の中では最高級品ではありませんが、価格の割には、革、裁断、縫製とも最高級品並みで気に入っています。
多分これが最後のツナギになると思うので、コケない、雨の日は着ない、手入れを怠らないということで、
大事に使っていくつもりです。
あ、一緒に写真に写っているグローブのことを書くのを忘れていました。写真に写っているのは、アルパインスターの GP PLUS というグローブです。 前に、同じメーカーの同じ種類のものを持っていましたが、やはり富士スピードウェイでダメージを負っていたし、
それに色が青でツナギの色とぜんぜん合わないので買い換えました。これもアルパインスター製品の中では最高級品ではありませんが、全く不満はないです。