2007/12/25 記
        家族のパソコンとネット環境
         
        
            少し前までは全く興味がなかったくせに、回りの影響を受けたのか、インターネットにアクセスできないと社会から取り残されてしまうと家族がウルサイので、やむを得ず 2006 年 12 月に 2 代目のパソコンを買いました。
            実に 16 年ぶりです。
            それまでは、自分は会社のノートパソコンを自宅に持ち帰ってしのいでいましたが、 家族もパソコンなしでは済まない時代になってきたようです。
        
            左の写真がそれで、Gateway 製の MX6953j という機種です。某家電量販店で約 14 万円で買いました。
            スペックは、CPU: Core 2 Duo T5500, Chipset: 945PM, Display: 15.4" TFT, GPU: ATI X1400, RAM: 1,024MB x 1, HDD: 100GB といったところです。
        
            1991 年に買った PC-9801DA と比べると、価格は 1/5 ながら性能は 100 倍から 1,000 倍といった感じで、 ハードは 16 年の間に格段の進歩があったようです。
            メールや Web 閲覧程度なら完全にオーバースペックですので、以前のように 5 年ほどでハードが陳腐化して全く使い物にならなくなるようなことはなさそうです(と期待したい)。
        
        
            買ったときの OS は Windows XP MCE でしたが、2007 年 3 月にメーカーの無償サービスで Vista Home Premium にアップグレードして使っています。
            その時、RAM を増設し、現在は 1,024MB x 2 になっています。
            いまだに Vista は重いという噂を聞きますが、それはハードの性能不足のせいだと思います。このスペックなら全く問題なくサクサク動きます。
            
         
        
            パソコンを買ってもネットにつなげないのでは意味がないので、FTTH 環境でつなぎっぱなしにできるよう、
            プロバイダ (Biglobe) 経由 NTT 東日本のBフレッツ・ハイパーファミリータイプを申し込みました。
        
            写真では分かりにくいと思いますが、黒い線の右から電力線、電話線、光ファイバーの順です。
            この光ファイバーが自宅に引き込まれ、光によるネット接続が開通したのが 2006 年 12 月 23 日です。
            少し前までは FTTH なんて夢物語で、自分の生きている間に実現することはないだろうと思っていたんですが、
            こうして実際に光ファイバーが自宅に引き込まれているのを見て、考えが甘かったのを実感しています。(^_^;)
        
            それまでは従量制のダイヤルアップ接続でしたので、ISDN も ADSL も飛ばして 3 階級特進というわけです。
            ADSL も考えなかったわけではないですが、自宅から局までの加入者線の線路長が約 4 km もあり、
            せいぜい 2 ~ 3 Mbps の速度しか得られないらしいので、ADSL は止めて光にしました。
        
            光が開通してインターネットに接続して使ってみると、会社のネット環境と同等以上のスピードの速さに、
            これは我が家には絶対オーバースペックだと思ったものです。
            ダイヤルアップ接続と比較して 1,000 倍以上スピードが違うのですから当たり前ですけどね。
            ただし、価格もそれまでの 210 円から約 7,000 円と桁違いになってしまいましたが。(^_^;)
        
         
        
            ただ、増加分は、カミさんがケータイでネットにアクセスしていたのをパソコン経由にすることによるパケ代の削減と、
            普通の加入者電話をひかり電話にしたことによる電話代の削減でかなりの部分まかなえています。
        
            ひかり電話は停電の時に使えないことと接続できない番号があるという制約がありますが、
            今のところそれで困ったことはないです。
        
            写真は NTT 東日本からレンタルされている PR-200NE という回線終端装置です。
            ひかり電話を使用していますので、そのためのルーターが内蔵されています。
        
            電話機には今まで使っていた普通の加入者線用の電話機をそのまま使えます。
            回線終端装置の左に写っているのが電話機で、内蔵ルーターとは普通の電話線(モジュラージャック)で音声接続されています。
        
            内蔵ルーターはひかり電話にしか使えないものではなく、一般的なブロードバンドルーターの機能も併せ持っており、パソコンをルーター内の Hub に接続して LAN を構成できます。
            おかげでルーターを買わずにすみました。
            なお、ルーターには無線 LAN のオプションもあります。
            自分の場合は LAN ケーブルでパソコンとルーターを有線で接続していますが。
         
            一方、WAN 側は PPPoE 接続となっており、ルーター → 回線終端装置 → NTT 東の光回線 → プロバイダのアクセスポイントという経路でインターネットに常時接続されています。
            追加料金なしで 2 つまで PPPoE セッションを張れるので、もう一つは B フレッツのサイトに接続しています。
            ひかり電話の信号は、どうやっているのか分かりませんが、インターネットに接続されるのではなく、
            NTT 東日本のひかり電話の専用回線に接続されているようです。
        
            ルーターは DHCP や NAPT 機能を持っていて、LAN 内のパソコンに自動的にプライベート・アドレスを割り振り、アドレス変換によってインターネットとパソコンとの接続を可能にしています。
        
            というわけで、我が家にも家族が使えるパソコンとネット環境がそろいました。
            ただ、正直な話、パソコンはともかく光は我が家には完全にオーバースペックでした。
            メールと Web 閲覧程度なら ADSL で十分だったかも。
            でも、一度光を使ってその快適さに慣れてしまうと、もう後には戻れないと思っています。