2008/3/18 記
GeForce 8800GT
8800GT 搭載のグラフィックスボードを購入しました。
今まで使っていた 8600GT 搭載のグラフィックスボードは 3 ヶ月前に買ったばかりだし、
アップグレードするなら 9000 シリーズの次期 GPU が市場に出てくるのを待とうと思っていたのですが、
たまたま行った近所の PC ショップで 24,700 円で特売されていたのを見つけて衝動買いしてしまいました。
最近、9000 シリーズ GPU の 9600GT 搭載のグラフィックスカードの発売が開始され、
実売価格も 2 万円台の前半とコストパフォーマンスも良さそうなので気になっていましたが、
それよりパフォーマンスの高い 8800GT が同程度の価格で売られているなら絶対買いだろうと思って、
箱をつかんでレジに突撃してしまいました。(^_^;)
ベンチマーク・テスト上の性能は 8800GT が 9600GT を10% ~ 20% 上回っているそうです。
ただ、その分、消費電力と発熱が大きいのが問題で、
特に発熱に関してはリファレンスモデルの場合空冷ファンの能力が不足と言われていて気になっていました。
でも、自分の PC の場合、電源は 550W、ケースは Antec Nine Hundred なので問題ないだろうと勝手に思うことにしました。
左の写真はグラフィックスボードを PC 本体へ取り付けたところです。
ゴチャゴチャしていて見えにくいと思いますが勘弁してください。
グラフィックスボードの主な仕様をまとめると下記の通りです。
品名: |
ZT-88TES3P-FSP |
搭載 GPU: |
GeForce 8800GT |
接続バス: |
PCI Express 2.0 x 16 |
グラフィックスメモリ: |
512MB GDDR3 |
メモリバス幅: |
256 bits |
シェーダーユニット数: |
112 |
コアクロック: |
660 MHz |
メモリクロック: |
1800 MHz(データ転送レート) |
シェーダークロック: |
1600 MHz |
写真では分かりにくいかもしれませんが、初期のリファレンスモデルのものと比べて空冷ファンが大きくなっています。
また、カバーがプラスチックでなくアルミ製となっています。熱対策は初期のものより多少は改善されているようです。
また、後で調べて分かったことですが、ZOTAC 社製の場合、一般モデルでもオーバークロック仕様となっており、
標準仕様と比べてコアクロックが 600 MHz → 660 MHz、シェーダークロックが 1500 MHz → 1600 MHz になっています。
そのために空冷ファンを大きくしたり、カバーをアルミにして、放熱を向上させたのかもしれませんね。
今まで出た問題としては、マザーボード上のコネクタとの干渉があります。
マザーボードは ASUS の P5K-E を使用していますが、グラフィックスボードの後端が S-ATA コネクタ #1 と干渉して、
ケーブルが挿せません。写真で分かりますでしょうか。
やむを得ないので、ケーブルを挿す位置を #1 から #3 に変更しました(ブルーのケーブル)。
物理的な変更のみで、BIOS などソフト関係の設定変更は不要でした。
それ以外には今のところ問題は出ていません。
リファレンスモデルの空冷ファンは爆音という話を聞いていたのですが、ファンが大径化されているためか、
前に使っていた 8600GT のものと比べて差は感じません。
熱はさすがに 8600GT より高くなりますが、クライシス(かなり重い 3D ゲーム)を普通にプレイする程度なら全く問題なかったです
(ベンチマーク・テストで高負荷を連続してかけたら分かりませんが)。
最後に、何故 8800GT 搭載のグラフィックスボードを買ったかですが、どうしても クライシス を画質「高」以上でプレイしてみたかったからです。
前に、「8600GT でもグラフィックスを『最高』や『高』レベルにすることにこだわらなければそれなりに楽しめます」と書きましたが、
試してみるとその違いは歴然としていました。
下の画像で、左が「低」設定のもの、右が「最高」設定のものです。
画像をクリックするとフルサイズの画像をダウンロードできます。
それを比べてみると、かなり大きな違いがあることが分かると思います。
やっぱり、8600GT ではクライシスのグラフィックスの真価は分からないというのが結論でした。
まぁ、Call of Duty 4 なら 8600GT でも不満はないので、8800GT が必要なのは特別重い 3D ゲームの場合だけだとは思いますが。