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エンジンオイル交換

オイル、フィルター、工具類

よく乗っていたころは、3,000 km または 6 ヶ月のどちらか早いほうで交換するようにしていたのですが、前回の交換から 2 年以上経ってしまいました。 距離は 100km しか乗ってませんが、さすがに 2 年前のオイルではエンジンがかわいそうなので交換することにしました。

交換するには、オイルの他に、写真に写っているメガネレンチ (12 mm)、トルクレンチとソケット (12 mm)、 パーツクリーナー、新聞紙、ティッシュペーパー、その他カウルを外すためのツールなどが必要です。 写真には写っていませんが、オイルフィルターの着脱に、フィルターレンチと 17 mm のレンチも必要です。 オイルを買った店では、廃油を引き取ってくれないので、廃油処理用の箱も購入しました。

オイルには少々こだわっていて、MOTUL の中でも最高級の MOTUL 300V Factory Line 5W-40 にしました。先のページ エンジンオイル で紹介したやつです。CBR954RR の場合、オイルフィルターを交換すると 3.5L が適量です。量り売りはしていないので、0.5L も余ってしまい、ちょっともったいないですね。

オイルドレインボルトの位置

オイルドレインボルトの位置は右の写真の通りです。 外すための工具はメガネレンチなど力の入れやすいものをお勧めします。 間違ってもスパナで緩めようなどと思わないほうがいいです。 そもそも、スパナは入りませんけど。

手で回せる程度まで緩めたら、廃油処理箱を下にセットして、手でドレインボルトを回して外します。 廃油処理箱の下にはあらかじめ新聞紙を広げておくことをお勧めします。 いくら注意して作業しても、特にオイルフィルターを外す時、廃油をこぼすと思いますので。 新聞紙なしでこぼすと後始末が大変です。

オイルを抜く際、クランクケースにあるオイル注入口のキャップを外しておくと抜けがよいようです。 ドレインからオイルが落ちてこなくなっても、バイクをゆすったり、垂直に立てたりすると、さらにオイルが落ちてきます。 まぁ、その程度では気分の問題だけかもしれませんが。

ある程度オイルが抜けたら、廃油処理箱を前の方にずらしてからオイルフィルターを緩めます。 何もしないでフィルターを外すと、オイルがエキパイにかかって面倒なことになるので、 事前にエキパイを新聞紙などでカバーしておきましょう。

オイルを落としたら、ドレインとオイルフィルターの取り付け部分をティッシュペーパーなどで拭いて掃除します。 泥などが付着していたら、エンジン内に入れないように注意しましょう。

ドレインボルトの取り付け

掃除が終わったら、新品のオイルフィルターを、パッキンの部分にオイルを塗布してから取り付けます。 オイルフィルターを手で回していって、パッキンが取り付け面に軽く接してから、 フィルターレンチ、17 mm のロングソケット(ロングでないと届かない)、トルクレンチを使って指定のトルクで取付ます。

次に、ドレインボルトに新品のパッキン(アルミワッシャー)をセットし、ドレインに取り付けます。 パッキンは1回ぐらいは再利用できそうですが、パッキン代をケチってオイルが漏れてきたりするのも何なので、 自分は毎回新品に交換するようにしています。取り付けには 12 mm のソケットとトルクレンチを使用します。

オイルフィルターやドレインボルトの締め付けにトルクレンチなど不要という意見もあるようですが、 自分にとっては必須のツールなんです。以前締めすぎてオイルパンのネジ山をつぶしてしまった経験がありますので。(汗)

オイルフィルターとドレインボルトの取り付けが終わったら、蹴っ飛ばして廃油をこぼしたりしないよう、 廃油処理箱や交換したフィルターを片付けて、手を洗ってから次の作業に進むことをお勧めします。 あせって次の作業を進めても、ろくなことはなさそうです(経験談)。(笑)

オイルの注入

次はいよいよオイルの注入です。 MOTUL の 1L 容器は、写真のようにして直接注入することができます。 オイルジョッキを使うと、後片付けが面倒ですし、紙ジョウゴはもったいないです。← ケチ

オイルの注入量は 3.5L です。オイル容器に目盛りがついているので、注入量の調節は簡単です。 入れすぎると調整するのが大変なので、少し少なめに入れて、量を見ながら足していくのがお勧めです。

オイルの注入が終わったら、注入口、ドレインボルト、 オイルフィルターのまわりについたオイルをパーツクリーナを使ってきれいに拭き取っておきます。 これは何かの問題でオイルが漏れてきたりしたときにすぐ分かるようにするためです。

掃除が終わったら、3 分程アイドリングしてからエンジンを止め、更に 3 分ほど待って、 レベルゲージで油面の高さを見て適正レベルにあることを確認し、 さらにドレインやフィルターの取り付け部分からオイルが漏れてないことを確認して完了です。