WebSurfer's Home

""

カスタム化 2:エキゾースト交換

チタン・フルエキをつけた CBR954RR

カスタム化2は定番(?)のエキゾースト交換です。 実は、その予定は全くなかったのですが、コケて純正マフラーに大きな傷をつけてしまったので、やむを得ず社外品に交換することにしたのです。 純正はマフラー部分だけで何と 7 万円と社外品より高価で、まるで壊したら社外品に変えてくださいと言っているようなものなんですよね。

左の写真が、最初に(2 回目があります)交換したストライカー製のレーシング・コンセプトというシリーズのフルエキです。 エキパイからサイレンサーまですべてチタン製です。交換作業は自分でやりました。 基本的にはボルトオンで、カウルとの干渉もなく、特に難しいところはなかったです。 ストライカーによると、排気デバイスのワイヤーをサーボモータから外すとアラームが出るので取り外さないようにとのことでしたが、それは間違いで、取り外しても問題は出なかったです。 サーボモーターを車体から取り外したりするとアラームが出るのかもしれませんが、ワイヤーをサーボモータから取り外すだけなら問題なかったです。

これを買うまではいろいろと迷いました。 CBR954RR は排気デバイスが装備されていますので、最初は、それを生かしてテールパイプとサイレンサーを交換する、 いわゆるスリップオンがいいんじゃないかと思っていました。

でも、バイク用品店に行って、いろいろ実物を見たのが間違いの元(?)でした。 アクラポ Racing などのフルエキは、パイプがコニカルになっていて、いかにもレーシーで、溶接などの作りも良く、 いわゆる所有する喜びというのを味わえそうに思えたんです。 何事も外観重視の自分にはそれが一番大事なんです。(^_^)

しかし、アクラポ Racing は、100 dB の爆音や中低速トルクの低下、 それにオイルフィルター交換不可ということを考えると、二の足を踏んでしまいます。

で、またスリップオンに戻って考えるたですが、スリップオンにするなら、いっそマフラー部分のみ交換する価格の安いボルトオンでもいいじゃないかという気もしていました。

でも、ボルトオンでは、お世辞にもカッコいいとはいえない純正のテールパイプ部分が残ってしまうし、 やっぱりスリップオンにしておいた方が、後で後悔しなくてすむようような気もしました。 ただ、スリップオンの気に入った種類では、価格がほとんどフルエキと変わらなくなってしまいます。 というわけで、しばらく、フルエキ→スリップオン→ボルトオン→元に戻るという、迷いの無限ループにはまり込んで、抜け出せない状況でした。

ストライカーのフルエキ

そんな時、ストライカーの製品に、アクラポと同じようなコニカル形状のエキパイで、 材質が全部チタン(アクラポ Racing はエキパイ、テールパイプがステン)、オイルフィルター交換可能(アクラポは不可)で、 音量を下げられるバッフルが追加できる製品を見つけました。ストライカーに聞いたら、たまたま展示に使用したアウトレット品があって、定価 145,000 円のところ 108,750 円(25% 引き)で売ってくれるというので、速攻でそれに決めて注文してしまいました。

早速取り付けてみると、純正と比べるとかなり格好よくなって、外観重視の自分としてはやはりフルエキにして正解だったと思ったものです。 もう一つのメリットは重さで、ノーマルの実測値 8.5kg が 4.2kg と約半分になって、操縦性に良い影響を与えるのは間違いないです(実は、へなちょこの自分にはあまり違いを感じられないのですが)。

外観的には満足でしたが、低速トルクがノーマルと比べると明らかに落ちたのが問題でした。 特に街乗りで多用する 3000rpm 前後が顕著で、アクセルを開けてももたつく感じです。 それはまあ予想していたことでやむを得ないとして、問題はやはり爆音でした。 乗っている自分でもウルサイと思うぐらいで、暴走族のことをウルサイとは言えないレベルなんですよね。 最初は、騒音対策のためつけられているバッフルは即取り外すつもりだったのですが、取り外すのが躊躇さるくらいでした。 (まぁ、結局は取り外したんですが。(^_^;) バッフルがあると肝心の中高回転で本来のパワーが出ないし、グラスウールの消耗が早いらしいので。)

アクラポビッチのボルトオンマフラー

しばらくはウルサイのと低速トルクの低下を我慢して乗っていましたが、たまたま車検を受けるためにノーマルに戻した時に、ヤフオクでアクラポのボルトオン・カーボンタイプの中古が売りに出ているのを見つけました。

また元に戻すのが面倒だったし、これなら低速トルク、音量、外観のすべてをそこそこ満足するのではと思われたので、どうしても欲しくなって応札しました。

傷を補修したと書いてあったのが気になりましたが、出品者によると立ちゴケ傷を補修した程度とのことで、 写真を見る限り大した傷ではなさそうだったので、25,790 円で落札してしまいました。

入手してチェックしたところ、テールパイプとの接続部のアルミ部分が予想以上に削れていて、 カーボンのアウターにも小さなクラックが入っていました。 おまけにチタンボルト1本が普通のボルトに交換されていて、どうやら、転倒でボルトまで削れてしまったようです。 どう見ても立ちゴケ程度でできる傷ではなく、走りゴケでできた傷と思われます。(;_;)

ヤフオクは時々掘り出し物がありますが、これはあまり程度が良くなかったです。 事前に注意してよく調べれば分かったはずですが、どうも自分はオークションで競り負けるのがいやで、ハズレに手を出してしまう傾向があるようです。 まぁ、今さら手遅れだし、少し離れて見れば傷はほとんど分からない程度なので、新品の半額で中古を買ったんだから多少の傷はやむを得ないと思って納得することにしました。(^_^;)

音量は、フルエキよりは少しはマシになったものの、ノーマルよりはかなり大きく、依然としてオートチョークの効く冬場の暖機運転はかなりの近所迷惑というレベルです。 低速トルクは、アイドリングから少し上の極低速域はノーマルより若干落ちた気がしますが、その他はノーマルと同レベルです。

しばらくこれを使ってきましたが、少し飽きてきたので、今度の車検を過ぎたらまたフルエキに戻してみようかと思案中です。