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ReportViewer にハイパーリンク設定

by WebSurfer 23. November 2020 18:23

ASP.NET Web Forms アプリ用の ReportViewer のテキストにハイパーリンクを設定する方法を備忘録として書いておきます。LocalReport の場合ですので注意してください。ServerReport で同じことができるかは不明です。

ReportViwer にハイパーリンク設定

上の画像は Product Name 列のテキストがハイパーリンクとなるように設定したものです。上から 3 番目の Aniseed Syrup をマウスでポイントして、それに設定したリンク先が画面の左下に表示されています。

ReportViewer のハイパーリンクの設定方法は以下の Microsoft のドキュメントに説明があります。

ドキュメントにある「プロパティ」とか「アクション」は何かと言うと、Visual Studio で .rdlc ファイルを開いてテキストボックスを右クリックすると出てくるメニューの[テキストボックスのプロパティ...]で表示される「テキストボックスのプロパティ」ダイアログと[アクション]タブのことです。

テキストボックスのプロパティ

そのダイアログで[URL に移動する(U)]を選択すると、テキストをクリックしたときの遷移先の URL を入力する[URL の選択(S)]テキストボックスが現れます。

テキストボックスに http または https から始まる絶対 URL を入力すると、ブラウザに表示されたとき、テキストがその URL へのハイパーリンクとして設定されます。相対 URL では無視されますので注意してください

.aspx ファイルの ReportViewer のコードの LocalReport 要素に EnableHyperlinks="True" を設定するのを忘れないようにしてください。忘れると "レポート 'Report1' にハイパーリンクが含まれます。このレポートの EnableHyperlinks プロパティが設定されていません" というエラーになります。

フィールドのデータに URL を含めてそれをリンク先として設定することもできます。また、上の画像のダイアログの[fx」をクリックすると表示されるダイアログで以下のように式を入力することもできます。

式の設定

上の画像で、式は C# の文字列の結合の場合と似ていますが、C# と違って ToString() を付けないと URL が設定されないので注意してください。エラーも出ず設定が無視されます。

最後に、ハイパーリンクのスタイルですが、下の画像のように、color: Black; text-decolation: none; が設定されています。

ハイパーリンクの CSS

なので、何もしなければ文字の色は他のテキストと同じ黒で、マウスをポイントしても何も変わりません。変えたい場合は以下のような CSS を追加すれば可能です。

<style type="text/css">
    a {
        text-decoration: none !important;
        color: #5C80B1 !important;
    }

    a:hover {
        text-decoration:underline !important;
    }
</style>

この記事の一番上の画像は上の CSS を適用したものです。色が他のテキストと違っていますし、マウスをポイントするとアンダーラインが表示されるのが分かりますでしょうか。

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ASP.NET

ReportViewer v15 のツールバー

by WebSurfer 22. November 2020 14:04

ASP.NET Web Forms アプリ用の ReportViewer v15 のツールバーの話です。Width プロパティで指定する幅がツールバーのアイコンを一行で表示するのに十分でない場合、その幅に入りきらないアイコンはツールバーに表示されません。

ReportViewer v15

上の画像は Width がデフォルトの 400px の場合ですが、ズーム、エクスポート、印刷、検索のアイコンが 400px の幅に入りきらず、表示されていません。(アプリは「チュートリアル : ローカル処理モードでの ReportViewer Web サーバー コントロールとデータベースのデータ ソースの使用法」のものです。本題とは関係ないことですがご参考まで)

それを以下の画像のように表示する方法を書きます。

ツールバーに全アイコンを表示

ちなみに、v12 では以下の画像のように、何もしなくても全部のアイコンが表示されます。(なぜ、v15 でも同じにしなかったのかの理由は不明です。わざわざ手間をかけて非表示しているということは何かそうせざるを得ない事情があるのかもしれません・・・)

v12 のツールバー

ならば、わざわざ v15 にアップグレードしなくても v12 を使えば良いと思うかもしれませんが、v12 は印刷に ActiveX を使っているので IE でしか印刷ができないという問題があります。ズームと印刷のアイコンは Chrome, Edge, Firefox などでは表示さえされません。また、IE11 でも問題があって、ドキュメントモードを 10 以下にしないと Height プロパティの設定が無視されます。

v15 ではそのあたりの問題が解消されており、ズームと印刷は Chrome, Edge, Firefox でも使用可能となっています。

なので、新規開発で ReportViewer を使うなら v15 の一択になると思いますが、上に述べたツールバーの問題を解決しないと、エクスポートや印刷のアイコンが現れず Excel にエクスポートできないとか印刷できないとかで使い難いと思います。

解決方法としては:

  1. ReportViewer の Width プロパティの値を固定する場合、ツールバーに不要な項目は非表示にして、固定した幅に必要なアイコンが収まるようにする。
  2. ReportViewer 幅がブラウザの表示幅一杯になるようにする。即ち、Width プロパティを 100% に設定し親要素の幅は設定しない。ブラウザの表示幅に応じてアイコンは表示されるので、この解決方法が一番よさそうです。
  3. JavaScript を使って表示する。

・・・ということが考えられます。上の 1, 2 のやり方は説明するまでもないことですので、以下に 3 番目の方法だけを書きます。その結果がこの記事の上から 2 番目の画像です。

まず、なぜ表示されないかですが、Width で設定した幅からはみ出るアイコンが含まれる div 要素に ReportViewer が自動的に display: none を設定するからです。下の画像を見てください。

html ソース

これを何とかする方法はないかと、以下の記事などを読んでみましたが、プロパティの設定なと���簡単に解決する方法はなさそうでした。

上の 3 番目の記事の JavaScript API を利用して操作することも考えましたが、display: none を display: inline-block に書き換えることはできるものの、スクロールバーを操作したりすると元の display: none に戻ってしまいます。

元の display: none に戻ってしまうというところは何ともできないので、ツールバーをクリックすると display: none を display: inline-block に書き換えられる手段を提供するのがよさそうです。

JavaScript で書き換えても、スクロールバーを操作すると ReportViewer が自動的に display: none に戻してしまいますが、その場合は再度ツールバーをクリックして再表示するということで対応してもらう他なさそうです。

そのサンプルコードは以下の通りです。コードの中の ToolBarButtonsCell というのはツールバーの div 要素に付与されているクラス名です。上の html ソースの画像を見てください。それをハードコーディングするのはちょっと抵抗がありますが、他に適当な手段が見つかりません。

<script src="Scripts/jquery-3.4.1.js"></script>
<script type="text/javascript">
    //<![CDATA[

    // ツールバーに全項目を表示するための対応を考えたのが下記

    window.onload = function () {
        $("div.ToolBarButtonsCell").on('click', changecss);
    };

    function changecss() {
        $("div.ToolBarButtonsCell > div").each(function () {
            var display = $(this).css("display");
            if (display == "none") {
                $(this).css("display", "inline-block");
            }
        });
    };
    //]]>
</script>

上にも書きましたが、v12 では全部のアイコンが表示されていたのに、v15 でわざわざ手間をかけて非表示しているということは何かそうせざるを得ない事情があって、それを上のような方法で無理やり表示すると、予期せぬ好ましからざる副作用が出るかもしれません。今のところ問題には遭遇してませんが、それが気がかりです。

最後になりますが、ReportViewer v15 は Visual Studio には含まれておらず、ツールバーにも表れてきません。自力で NuGet インストールして設定する必要がありますので注意してください。

インストールの方法などは Microsoft のドキュメント「レポート ビューアー コントロールを使用した Reporting Services の統合 - 概要」を見てください。

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ASP.NET

ASP.NET と HttpClient

by WebSurfer 8. November 2020 14:52

ASP.NET Core 3.1 MVC アプリから HttpClient を利用して他のサイトの ASP.NET Web API にアクセスして情報を取得する方法を書きます。

ASP.NET と HttpClient

HttpClient のインスタンスを生成すると、そのたびにソケットも生成されます。しかし、HttpClient のインスタンスを Dispose してもソケットはクローズされないので(下記注参照)、何度も繰り返すとソケットの枯渇につながるという問題があり、それを避けるため、HttpClient のインスタンスはシングルトンにしてアプリで使いまわすということを行うそうです。ただし、そうすると DNS の変更が反映されないという別の問題があるそうですが。

注: Microsoft のドキュメント「ASP.NET Core パフォーマンスのベストプラクティス」によると "Closed HttpClient instances leave sockets open in the TIME_WAIT state for a short period of time" とのことです。別の記事「開発者を苦しめる.NETのHttpClientのバグと紛らわしいドキュメント」にはデフォルトは 4 分と書いてあります。

.NET Framework 版の ASP.NET Web アプリでの対処方法は Microsoft のドキュメント「Improper Instantiation antipattern」の How to fix the problem というセクションに書かれているのを見つけました。

そのドキュメントには、コントローラーに、

private static readonly HttpClient httpClient;

という static フィールドを設けて、コントローラーのコンストラクタで、

httpClient = new HttpClient();

とすると書いてあります。しかし、コントローラーのコンストラクタはクライアントから要求を受けるたびに呼び出されるので、要求を受けるたびに HttpClient のインスタンスを新たに作るということになってしまうと思うのですが・・・ 無知な自分には何故それが問題ないのか理解し難いです。

でも、まぁ、Microsoft のドキュメントですし、検証したようですし、.NET Framework 版の ASP.NET アプリでは他に適当な手はなさそうですし、もし問題が起きたら Microsoft のせいにできるので(笑)、その方法を使ってみるのが良いかもしれません。

しかし、Core 2.1 以降の ASP.NET Web アプリでは話が違ってくるようで、Microsoft の以下のドキュメントに書いてある IHttpClientFactory を利用する手段があるそうです。

詳しい仕組みの理解はちょっと置いといて、要するに上の一番目の記事の IHttpClientFactory の代替手段のセクションに書いてある以下の点を信じればよさそうです。(翻訳がイマイチなので英語版)

Using IHttpClientFactory in a DI-enabled app avoids:

  • Resource exhaustion problems by pooling HttpMessageHandler instances.
  • Stale DNS problems by cycling HttpMessageHandler instances at regular intervals.

上の 2 つの問題の前者は HttpClient のインスタンスの生成・廃棄を繰り返すことによるソケットの枯渇、後者はそれに対処するためシングルトンにして長期に使いまわすと DNS の変更が反映されないことを言っており、Core に備わっている DI 機能を使って IHttpClientFactory オブジェクトを注入する方法でそれらの問題を回避できるということのようです。

というわけで、詳しい仕組みは理解できてませんが、とりあえず上の一番目の記事の「基本的な使用方法」のセクションに従って実装してみました。

Startup.cs

namespace MvcCoreApp
{
    public class Startup
    {        
        // ・・・中略・・・

        public void ConfigureServices(IServiceCollection services)
        {
            // 以下を追加。これにより IHttpClientFactory を DI できる
            services.AddHttpClient();

        // ・・・中略・・・
}

Controller / Action Method

using System.Collections.Generic;
using System.Threading.Tasks;
using Microsoft.AspNetCore.Mvc;
using System.Net.Http;
using System.IO;
using System.Text.Json;
using System.Text.Encodings.Web;
using System.Text.Unicode;

namespace MvcCoreApp.Controllers
{
    public class IHttpClientFactoryController : Controller
    {
        private readonly IHttpClientFactory _clientFactory;

        public IHttpClientFactoryController(
                              IHttpClientFactory clientFactory)
        {
            _clientFactory = clientFactory;
        }

        public async Task<IActionResult> Index()
        {
            var request = new HttpRequestMessage(HttpMethod.Get, 
                                    "https://localhost:44365/values");
            HttpClient client = _clientFactory.CreateClient();
            HttpResponseMessage response = await client.SendAsync(request);
            List<Hero> list = null;

            if (response.IsSuccessStatusCode)
            {
                using (Stream responseStream = 
                              await response.Content.ReadAsStreamAsync())
                {
                    list = await System.Text.Json.JsonSerializer.
                           DeserializeAsync<List<Hero>>(responseStream);
                }
            }

            // JSON 文字列のエスケープ回避&インデント設定
            return Json(list, new JsonSerializerOptions
            {
                Encoder = JavaScriptEncoder.Create(UnicodeRanges.All),
                WriteIndented = true,
            });
        }
    }

    public class Hero
    {
        public int id { get; set; }
        public string name { get; set; }
    }
}

上のコントローラーの Index アクションメソッドを呼び出した結果がこの記事の上の方にある画像です。一応動くということを確認しただけで、ソケットの枯渇とか DNS の変更に対応できているかは分かりませんが。(汗)

最後に、本題とは全く関係ないことですが、忘れないように書いておきます。それは ASP.NET Core 3.1 Web API が返す JSON 文字列のキーの最初の文字が小文字になってしまうことです。上の Hero クラスのプロパティの最初の文字を小文字にしておかないとデシリアライズに失敗します。それに気が付かず半日以上ハマってしまいました。

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2010年5月にこのブログを立ち上げました。その後 ブログ2 を追加し、ここは ASP.NET 関係のトピックス、ブログ2はそれ以外のトピックスに分けました。

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