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MySQL での TableAdapter 構成ウィザード不具合

by WebSurfer 2018年2月10日 20:02

先の記事「MySQL をインストールしました(その 2)」で書きましたが、MySQL Installer 5.7.17 を使って、MySQL Community Server 5.7.17, Connector/Net 6.9.9 など、その時点での最新版の MySQL 関係のコンポーネントを一式インストールしました。(何をインストールしたかは記事を見てください)

その後 1 年も経っているのに何ですが、MySQL では Visual Studio の TableAdapter 構成ウィザードを使って型付 DataSet + TableAdapter を自動生成できないことに最近やっと気が付きました。(汗)

備忘録として、自分の環境で起こった問題と解決策を書いておきます。ちなみに、自分の環境とは以下の通りです。(MySQL 関係はすべて MySQL Installer 5.7.17 でインストールしたものです)

  • Windows 10 Pro 64-bit
  • Visual Studio 2010 Pro / 2015 Community Update 3
  • MySQL Community Server 5.7.17
  • MySQL for Visual Studio 1.2.6
  • Connector/Net 6.9.9

上記の環境で TableAdapter 構成ウィザードを使って型付 DataSet + TableAdapter を生成すると、最後のステップで "[A] MySql.Data.MySqlClient.MySqlConnection は [B] MySql.Data.MySqlClient.MySqlConnection にキャストできません。" というエラーになります。

以下の画像を見てください。

Visual Studio 2010

Visual Studio 2010

Visual Studio 2015

Visual Studio 2015

エラーメッセージを見ての想像ですが、Visual Studio のウィザードが使う MySql.Data.dll のバージョン 6.9.8 と、GAC の MySql.Data.dll のバージョン 6.9.9 に不一致があって、それが原因でウィザードが期待通り動かないようです。

自分の PC のフォルダの MySql.Data.dll のバージョンを調べてみると、確かにエラーメッセージの通りのバージョンの相違がありました。

TableAdapter 構成ウィザード以外での不具合としては、ASP.NET Web Forms アプリで使用される SqlDataSource の例があります。

ウィザードの最後のステップで[クエリのテスト]を行うと、"オブジェクト参照がオブジェクト インスタンスに設定されていません。" というエラーになります。

以下の画像を見てください。

SqlDataSource の場合

Visual Studio のサーバーエクスプローラーから MySQL に接続するのは問題ないのですが、どうもウィザードが MySQL に接続に行くとダメな感じです。

ググって調べると、同様な問題が MSDN フォーラムの記事MySQL のフォーラムの記事 に報告されているのが見つかりました。

いずれの記事にも Connector/NET 6.9.9 をアンインストールしてから Connector/NET 6.9.8 をインストールして解決したと書いてあります。

Connector/NET のアンイストールはいろいろトラブルがある様子で、クリーンにアンインストールできるかどうか不安がありましたが、ウィザードが使えないと不便なので自分もやってみることにしました。

まず Connector/NET 6.9.9 のアンインストールですが、「コントロールパネル」⇒「プログラムと機能」を使って行うのではなく、MySQL Installer の Remove 機能を使うのがよさそうです。

Connector/NET 6.9.9 の Remove

上の画像で[Execute]ボタンをクリックするとエラーなく Remove は完了し、GAC, レジストリ, Program Files フォルダ, machine.config にも削除結果が反映されており、クリーンにアンインストールできました。トラブルがあるのではという心配は杞憂だったようです。

Connector/NET 6.9.8 のインストールも MySQL Installer を使ってできないかトライしたのですが、"No valid download found for product Connector/NET 6.9.8" が解消できず断念。

やむを得ないので別途ダウンロードした Connector/NET 6.9.8 の msi を起動してインストールしました。MySQL Installer に認識されなくて後で管理がやりにくいかもしれないと思いましたが、そんなことはなかったです。

Connector/NET 6.9.8

その後、Visual Studio 2015 で TableAdapter 構成ウィザードを使って型付 DataSet + TableAdapter を作ってみましたが、上に述べた問題は解消されていました。

ASP.NET Web Forms アプリ用の SqlDataSource も試してみましたが、ウィザードから MySQL に接続できないという問題も解消されていました。

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MySQL

NULL 条件でのレコード抽出

by WebSurfer 2017年6月18日 18:02

Visual Studio のデータソース構成ウィザードを使って、@IT の記事「Microsoft Visual Studio 2005 による Web アプリケーション構築技法」の「D. テーブルアダプタへのクエリ追加」のセクションに書いてあるように、特定の条件で DataSet / DataTable を生成するメソッドを作ることができます。

以下の画像はサンプルデータベース Northwind の Orders テーブルから ShippedDate が NULL のレコードを抽出して DataGridView に表示したものですが、このようなことができるメソッドを作るにはどうすればよいかということを書きます。

ShippedDate が NULL のレコードを抽出

SELECT クエリで WHERE ShippedDate = @ShippedDate という条件で TableAdapter にメソッドを追加すると、そのメソッドの引数に null が渡された場合は、メソッド内部でパラメータ @ShippedDate に DBNull.Value が代入されるコードが生成されます。

しかしながら、それでは ShippedDate が NULL のレコードを抽出することはできません。ShippedDate が NULL のレコードを抽出するためには WHERE ShippedDate IS NULL とする必要があります。

ではどうすればいいかですが、クエリビルダで元となる SELECT クエリを作成する際、@IsNull_ShippedDate(名前は任意)というような引数に null が渡されたか否かを判定するパラメータを追加し、以下の画像のように WHERE 句を組み立ててそれをベースにメソッドを生成します。

クエリビルダ

これにより、DataTable を返す GetDataByNullableShippedDate メソッド(名前は任意)の例ですが、以下のようなコードが生成されます。(注:自動生成されたコードそのものではなく、読みやすくするため改行等を行っています)

public virtual OrdersDataTable GetDataByNullableShippedDate(
               int? IsNull_ShippedDate, DateTime? ShippedDate)
{
  this.Adapter.SelectCommand = this.CommandCollection[1];
  if (IsNull_ShippedDate.HasValue == true) 
  {
    this.Adapter.SelectCommand.Parameters[0].Value = 
                                (int)IsNull_ShippedDate.Value;
  }
  else
  {
    this.Adapter.SelectCommand.Parameters[0].Value = 
                                                DBNull.Value;
  }

  if (ShippedDate.HasValue == true)
  {
    this.Adapter.SelectCommand.Parameters[1].Value = 
                                 (DateTime)ShippedDate.Value;
  }
  else
  {
    this.Adapter.SelectCommand.Parameters[1].Value = 
                                                DBNull.Value;
  }
  OrdersDataTable dataTable = new OrdersDataTable();
  this.Adapter.Fill(dataTable);
  return dataTable;
}

この GetDataByNullableShippedDate メソッドを以下のように呼び出して DataTable を取得し DataGridView に表示したのが一番上の画像です。

public partial class Form14 : Form
{
  private OrdersTableAdapter adapter = new OrdersTableAdapter();
  private BindingSource bindingSource1 = new BindingSource();
  private NorthwindDataSet.OrdersDataTable table;
        
  public Form14()
  {
    InitializeComponent();

    DateTime? shippedDate = null;

    table = adapter.GetDataByNullableShippedDate(
                shippedDate.HasValue ? 0 : 1, shippedDate);

    bindingSource1.DataSource = table;
    this.dataGridView1.DataSource = bindingSource1;
  }
}    

もちろん、NULL でない特定の日付の ShippedDate のレコードも上のコードで抽出できます。

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ADO.NET

DataGridView に ID と名前を併記

by WebSurfer 2014年2月1日 15:48

先の記事 DataGridView に ComboBox を表示 では CategoryID, SupplierID(数字)に代えて、名前を Categories, Suppliers テーブルから取得して ComboBox に表示する方法を書きました。

ComboBox など使わないで、ID と名前の両方を並べて表示すればよいというケースもあると思います。ここでは、Northwind サンプルデータベースの Products テーブルと Categories テーブルを例に使い、下の画像のように CategoryID と CategoryName を並べて表示する方法を書きます。なお、Visual Studio の TableAdpter 構成ウィザードを利用してアプリを作るのが前提です。

DataGridView に ID と名前を表示

たぶん最初に考え付くのは、TableAdpter 構成ウィザードで、以下のように INNER JOIN した SELECT クエリをベースに型付 DataSet + TableAdapter を作ることではないでしょうか?

SELECT Products.ProductID, Products.ProductName, 
       Products.CategoryID, Categories.CategoryName,
       Products.UnitPrice, Products.Discontinued
FROM   Products INNER JOIN Categories 
ON     Products.CategoryID = Categories.CategoryID

しかしながら、テーブルを JOIN した SELECT クエリをベースに TableAdapter を自動生成させると UPDATE, DELETE, INSERT に必要なコードは一切自動生成されません。

表示するだけではなく、Products テーブルは更新する必要があるという場合、以下のように TableAdpter 構成ウィザードのクエリビルダで、単一の Products テーブルを対象とする SELECT クエリをベースに TableAdapter を生成すれば、Products テーブルを更新するのに必要なメソッドを自動生成してくれます。

クエリビルダ

上の画像の SELECT クエリは以下の通りです。CategoryName を抽出する部分はクエリビルダは自動的には作ってくれませんので、自力で書く必要があります。

SELECT ProductID, ProductName, CategoryID,
       (SELECT CategoryName FROM Categories
        WHERE (Products.CategoryID = CategoryID))
       AS CategoryName,
       UnitPrice, Discontinued
FROM   Products

型付 DataSet + TableAdapter が完成したら、データソースウィンドウを開くとその中に Products という項目があるはずなので、それを Form にドラッグ&ドロップするだけで、DataGridView 上で Products テーブルの表示、編集、更新ができるアプリが完成するはずです。

DataDridView の CategoryName 列の dataGridViewTextBoxColumn は Visual Studio が自動的に ReadOnly = true に設定して生成してくれます(ユーザー入力はできないようになります)。

なお、上記は Products テーブルのみ更新をできればよいというケースですので注意してください。Products テーブルと Categories テーブルの両方を同時に更新したい場合は TableAdapterManager で紹介したように階層更新が可能な形にする必要があります。

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.NET Framework

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2010年5月にこのブログを立ち上げました。その後 ブログ2 を追加し、ここは ASP.NET 関係のトピックス、ブログ2はそれ以外のトピックスに分けました。

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