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構成ファイルの保存場所

by WebSurfer 1. September 2019 15:33

Windows Forms、WPF、Console アプリの構成ファイルの保存場所はどこかという話を書きます。(元の話は Teratail のスレッド「app.configの情報を書き換えたい」です)

Settings

Visual Studio でアプリケーション開発の際、自動的に App.config というファイルが生成され、それに接続文字列などの設定値が保存されますが、アプリを実行するときに使われる構成ファイルは App.config とは別に生成され、別の場所に保存されます。

まず、アプリをビルドする際、生成される .exe ファイルと同じ場所に、App.config の内容をそのままコピーして <アプリケーション名>.exe.config という名前のファイルが作られます。ただし、この他に構成ファイルが作られるケースがあります。

上の画像は Windows Forms アプリケーションの Settings の内容で、その中の MainWindows_Left, _Top, _Width, _Height はウィンドウのサイズです。ユーザーがウィンドウのサイズを変更してアプリを閉じると変更後の値を保存して、次にアプリを立ち上げたときは保存した値でウィンドウのサイズを設定するようにコーディングしています。

MainWindows_Left, _Top, _Width, _Height のデフォルト値(初期値)は App.config や <アプリケーション名>.exe.config に保存されますが、変更後の値はどこに保存されるでしょう?

ウィンドウのサイズを変更してアプリを閉じても、App.config と <アプリケーション名>.exe.config の MainWindows_Left, _Top, _Width, _Height の値は変わりません。

でも、次にアプリを立ち上げるとサイズは期待通り変更後のサイズになるので、どこかに変更後の MainWindows_Left, _Top, _Width, _Height の値が保存されているはずです。

実は、(1) すべてのユーザーに適用するグローバル構成、(2) ローミング ユーザーに適用する構成、(3) 個々のユーザーに適用する個別構成によって格納場所が違うそうです。

App.config と <アプリケーション名>.exe.config は「(1) すべてのユーザーに適用するグローバル構成」に該当するようです。

変更後の MainWindows_Left, _Top, _Width, _Height の値は「(3) 個々のユーザーに適用する個別構成」に該当するようで、以下のフォルダ下に user.config という名前で保存されています。

C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\<アプリケーション名>

以下の画像はエクスプローラーで user.config の場所を表示し、その内容をメモ帳で開いて表示したものです。変更後の MainWindows_Left, _Top, _Width, _Height の値が反映されています。

user.config

ちなみに、ファイルパスはプログラムで取得することができます。

ConfigurationManager.OpenExeConfiguration メソッドConfiguration オブジェクトを取得し、その FilePath プロパティを使って取得します。

OpenExeConfiguration メソッドは引数に ConfigurationUserLevel を取るオーバーロードを使用し、ConfigurationUserLevel のフィールドを None, PerUserRoaming, PerUserRoamingAndLocal とすることで、それぞれ上の (1), (2), (3) の Configuration オブジェクトを取得できます。

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.NET Framework

HttpClient でファイルアップロード

by WebSurfer 11. August 2019 14:00

HttpClient クラス を使った Windows Forms アプリで multipart/form-data 形式にてファイルをアップロードする方法を書きます。

HttpClient でファイルをアップロード

multipart/form-data 形式で送信するには MultipartFormDataContent クラスを利用します。

MultipartFormDataContent クラスのインスタンスを生成し、それに HttpContent クラスの派生クラスを multipart の各パートとして Add します。

この記事では文字列とファイルを別々のパートとして送信するサンプルを書きます。

その場合、使用する HttpContent クラスの派生クラスは、文字列を送信する場合は StringContent クラスを、ファイルを送信する場合は StreamContent クラスを使うのがよさそうです。

下のサンプルコードを見てください、StringContent クラスとStreamContent クラスを初期化してヘッダ情報を設定し、それぞれを MultipartFormDataContent オブジェクトに Add し、さらにそれを HttpRequestMessage オブジェクトの Content プロパティに設定しています。

using System;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
using System.Windows.Forms;
using System.IO;
using System.Net;
using System.Net.Http;
using System.Net.Http.Headers;

namespace WindowsFormsApplication2
{
  public partial class Form3 : Form
  {
    // socket 浪費問題対応
    private static HttpClient httpClient;

    public Form3()
    {
      InitializeComponent();
      this.textBox1.Text = "";
      this.label1.Text = "";
    }

    // ファイル選択に OpenFileDialog 利用
    private void button1_Click(object sender, EventArgs e)
    {
      OpenFileDialog openFileDialog1 = new OpenFileDialog();

      openFileDialog1.InitialDirectory = 
                               @"C:\Users\surfe\Pictures";
      openFileDialog1.Filter = 
           "jpeg files (*.jpg)|*.jpg|All files (*.*)|*.*";
      openFileDialog1.FilterIndex = 1;
      openFileDialog1.RestoreDirectory = true;

      if (openFileDialog1.ShowDialog() == DialogResult.OK)
      {
        this.textBox1.Text = openFileDialog1.FileName;
      }
    }

    // HttpWebRequest を利用
    private void button2_Click(object sender, EventArgs e)
    {
      // ・・・コードは省略・・・
    }

    // HttpClient を利用
    private async void button3_Click(object s, EventArgs e)
    {
      if (string.IsNullOrEmpty(this.textBox1.Text)) return;

      this.label1.Text = "";

      if (httpClient == null)
      {
        httpClient = new HttpClient();
      }

      //送信するファイルへのパス
      string filePath = this.textBox1.Text;
      string fileName = Path.GetFileName(filePath);

      string url = @"送信先 Web サーバーの URL";

      MultipartFormDataContent content = 
                              new MultipartFormDataContent();
            
      // ファイルのみでなく文字列も送信してみる
      string strData = "これは、テストです。";
      StringContent stringContent = new StringContent(strData);
      stringContent.Headers.ContentDisposition = 
               new ContentDispositionHeaderValue("form-data")
      {
        Name = "comment"
      };
      content.Add(stringContent);

      // アップロードするファイル
      using (FileStream fs = new FileStream(filePath, 
                                            FileMode.Open, 
                                            FileAccess.Read))
      {
        StreamContent streamContent = new StreamContent(fs);
        streamContent.Headers.ContentDisposition = 
               new ContentDispositionHeaderValue("form-data")
        {
          Name = "upfile",
          FileName = fileName
        };                
        streamContent.Headers.ContentType = 
                    new MediaTypeHeaderValue("image/jpeg");
        content.Add(streamContent);

        // メソッド (POST) と送信先の URL 指定
        HttpRequestMessage request = 
                 new HttpRequestMessage(HttpMethod.Post, url);
        request.Content = content;

        // ここでファイルを HTTP ストリームに書き込むので、
        // 以下は using の { } 内にないとファイルが読めな
        // いというエラーになる
        HttpResponseMessage response = 
                           await httpClient.SendAsync(request);

        // 応答のコンテンツを Stream として取得
        using (Stream responseStream = 
                   await response.Content.ReadAsStreamAsync())
        {
          using (StreamReader sr = 
              new StreamReader(responseStream, Encoding.UTF8))
          {
            this.label1.Text = sr.ReadToEnd();
          }
        }
      }            
    }
  }
}

上記のコードを実行して、HttpClient を使ってファイルを送信し、返ってきた応答を表示したのが上に表示した画像です。

下の画像は Fiddler でのキャプチャ結果で、送信ヘッダとコンテンツを表示しています。送信ヘッダに指定されている boundary で StringContent とStringContent の部分が分けられ、各パートに Content-Disposition などのヘッダ情報が付与されているのが分かるでしょうか?

送信ヘッダとコンテンツ

最後になりましたが HttpClient を使う際の注意点として重要なことを書いておきます。それは、using 句を使うなどしてHttpClient の初期化と Dispose を繰り返すと socket が浪費されるという問題があるということです。詳しくは以下の記事を見てください。static にして使い回すのが良いとのことです。

YOU'RE USING HTTPCLIENT WRONG AND IT IS DESTABILIZING YOUR SOFTWARE

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Upload Download

MVC でファイルのアップロード

by WebSurfer 3. August 2019 15:58

ASP.NET MVC でファイルをアップロードする方法について書きます。(ダウンロードする方法は先の記事「MVC でファイルのダウンロード」に書きましたのでそちらを見てください)

MVC でファイルのアップロード

普通に form を submit して POST 送信する場合と、jQuery Ajax を利用して非同期で送信する場合の両方の例を紹介します。ちなみに、上の画像は jQuery Ajax を使ってアップロードした結果です。

気をつけるべき点は以下の通りです。

  1. View では form 要素の enctype 属性に "multipart/form-data" が設定されるようにする。
  2. Controller のアクションメソッドでは、アップロードされたファイルがバインドされるパラメータまたはクラスのプロパティは HttpPostedFileBase 型であること。  
  3. 上で述べたバインドされるパラメータまたはクラスのプロパティの名前は、html ソースの <input type="file" ... /> の name 属性と一致させる。
  4. Internet Explorer (IE) でファイルをアップロードすると、クライアント PC でのフルパスがファイル名として送信されることがある(先の記事「IE でアップロードする際のファイル名」を参照)。その場合、HttpPostedFileBase.FieName でファイル名を取得するとクライアント PC でのフルパスになるので、必ず Path.GetFileName を使うこと。  
  5. ワーカープロセスがアップロードするホルダに対する「書き込み」権限を持っていること。
  6. ASP.NET では、デフォルト設定では 4MB を超えるリクエストは送信できないので注意。4MB を超える場合は、web.config の <httpRuntime> セクションの maxLengthRequest の設定で調整できる。

jQuery Ajax を使ってファイルをアップロードする場合は、上記に加えて以下の点に要注目です。

  1. XMLHttpRequest を使用して送信するためのキーと値のペアのセットを取得するために FormData オブジェクトを利用する。詳しくは MDN の記事「FormData オブジェクトの利用」にありますのでそちらを参照してください。
  2. ASP.NET MVC 組み込みの CSRF 防止機能は Ajax でもそのまま使えますので、View での @Html.AntiForgeryToken() と Controller のアクションメソッドへの [ValidateAntiForgeryToken] を忘れずに設定する。

上の画像を表示するのに使ったコードを以下に書いておきます。

Model

public class UploadModels
{
    public string CustomField { get; set; }
    public HttpPostedFileBase PostedFile { get; set; }
}

View

@model Mvc5App.Controllers.UploadModels

@{
    ViewBag.Title = "Upload";
    Layout = "~/Views/Shared/_Layout.cshtml";
}

<h2>Upload</h2>

@using (Html.BeginForm("Upload", "Home", FormMethod.Post,
                new { enctype = "multipart/form-data" }))
{
    // form 内の隠しフィールドは Ajax でも送信される。
    // なので以下に設定したトークンは送信される。もちろん
    // クッキーのトークンも送信されるので、アクションメソ
    // ッドに [ValidateAntiForgeryToken] を付与すれば
    // CSRF の検証はできる
    @Html.AntiForgeryToken()

    // name 属性はモデルのクラスのプロパティ名と同じにしない
    // とサーバー側でモデルバインディングされないので注意。
    // 大文字小文字は区別しない。
    <input type="file" name="postedfile" />
    <button type="submit">Upload by Submit</button>
    <br />
    @ViewBag.Result
}
<br />
<input type="button" id="ajaxUpload" value="Ajax Upload" />
<br />

<div id="result"></div>


@section Scripts {
  <script type="text/javascript">
    //<![CDATA[
    $(function () {
      $('#ajaxUpload').on('click', function (e) {
        // FormData オブジェクトの利用
        var fd = new FormData(document.querySelector("form"));

        // 追加データを以下のようにして送信できる。フォーム
        // データの一番最後に追加されて送信される
        fd.append("CustomField", "This is some extra data");

        $.ajax({
          url: '/home/upload',
          method: 'post',
          data: fd,
          processData: false, // jQuery にデータを処理させない
          contentType: false  // contentType を設定させない
          }).done(function(response) {
            $("#result").empty;
            $("#result").text(response);
          }).fail(function( jqXHR, textStatus, errorThrown ) {
            $("#result").empty;
            $("#result").text('textStatus: ' + textStatus +
                            ', errorThrown: ' + errorThrown);
          });
      });
    });
    //]]>
  </script>
}

Controler / Action Method

using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Web;
using System.Web.Mvc;
using System.ComponentModel.DataAnnotations;
using Mvc5App.Models;
using System.IO;

namespace Mvc5App.Controllers
{
  public class HomeController : Controller
  {
    public ActionResult Upload()
    {
      return View();
    }

    [HttpPost]
    [ValidateAntiForgeryToken]
    public ActionResult Upload(UploadModels model)
    {
      string result = "";
      HttpPostedFileBase postedFile = model.PostedFile;
      if (postedFile != null && 
          postedFile.ContentLength > 0)
      {
        // アップロードされたファイル名を取得。ブラウザが IE 
        // の場合 postedFile.FileName はクライアント側でのフ
        // ルパスになることがあるので Path.GetFileName を使う
        string filename = 
                  Path.GetFileName(postedFile.FileName);

        // 保存ホルダの物理パス\ファイル名
        string path = Server.MapPath("~/UploadedFiles") + 
                      "\\" + filename;

        // アップロードされたファイルを保存
        postedFile.SaveAs(path);

        result = filename + 
                 " (" + postedFile.ContentType + ") - " +
                 postedFile.ContentLength.ToString() + 
                 " bytes アップロード完了";
      }
      else
      {
        result = "ファイルアップロードに失敗しました";
      }

      if (Request.IsAjaxRequest())
      {
        return Content(result);
      }
      else
      {
        ViewBag.Result = result;
        return View();
      }
    }
  }
}

上の例は単一ファイルをアップロードする場合のものです。複数のファイルをアップロードする場合は、例えば html ソースで以下のように name 属性の値に連番で index を付与できれば、

<input type="file" name="postedfiles[0]" />
<input type="file" name="postedfiles[1]" />
 ・・・中略・・・
<input type="file" name="postedfiles[n]" />

Model のクラスを以下のようにして PostedFiles にモデルバインドできます。

public class UploadModels
{
    public string CustomField { get; set; }
    public IList<HttpPostedFileBase> PostedFiles 
    { get; set; }
}

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2010年5月にこのブログを立ち上げました。その後 ブログ2 を追加し、ここは ASP.NET 関係のトピックス、ブログ2はそれ以外のトピックスに分けました。

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