by WebSurfer
10. May 2020 14:24
Newtonsoft.Json などを利用して JSON 文字列を C# のオブジェクトにデシリアライズする際、C# のオブジェクトのクラス定義が必要ですが、Visual Studio を利用してクラス定義を得ることが可能です。

JSON 文字列をコピー(クリップボードに取得)し、Visual Studio のエディタ上でコードを張り付けたい場所にカーソルを置き、上の画像のように[編集(E)]⇒[形式を選択して貼り付け(S)]⇒[JSON をクラスとして張り付ける(J)]でカーソルの場所に C# のクラス定義が生成されます。
(VS2019 と VS2015 で確認。ちなみに、英語版 Visual Studio では [Edit] ⇒ [Paste Special] ⇒ [Paste JSON As Classes] となります)
具体的には、例えばある Web API の仕様として以下の JSON 文字列のサンプルが公開されていたとします。
{
"request":
{
"transaction":
{
"id" : "10",
"server" : "10"
},
"list" :
[
{ "group" : "1", "data" : "XXXXX" },
{ "group" : "1", "data" : "XXXXX" }
]
}
}
C# のアプリケーションでこの Web API にアクセスして JSON 文字列を取得して利用する場合は、その JSON 文字列を C# のオブジェクトにデシリアライズすることになります。
デシリアライズに、例えば Newtonsoft.Json の DeserializeObject<T>(String) メソッドを使う場合 T のクラス定義が必要になります。
その場合、上の JSON 文字列をコピー(クリップボードに取得)して、この記事の一番上の画像のように Visual Studio を操作すれば以下の画像の通りカーソルを置いた場所にクラス定義が生成されます。

DeserializeObject<T>(String) メソッドの T は上の画像でいうと Rootobject になりますので、それを使って Rootobject 型の C# のオブジェクトにデシリアライズできます。
知ってました? 実は自分は最近まで知らなかったです。(汗)